「崎津集落(熊本県天草市)」世界文化遺産!崎津教会のある海辺のまち
世界文化遺産 崎津集落
天草の旅。
世界文化遺産に指定されてから1周年の“崎津集落”を訪れました。(2020.2)
海上に柱を立てた“かけ”と呼ばれる作業場や、密集した民間の間の“トウヤ”と呼ばれる細い通路がある景観が、世界文化遺産となった“崎津集落”。
崎津教会のある、海辺の町の散策を楽しみました。
先ずは、「“かけ”の様子がよく見える、対岸の岬からの景観がおすすめですよ~ぜひ!」と、“天草コレジヨ館”のスタッフの方に教えていただいたスポットへ。
右側に“崎津教会”、左の山の上には“チャペルの鐘展望公園”、海辺にはいくつも“かけ”がある素敵な景観です。
教会がある、日本の海辺の町の風景。
道の駅崎津
崎津集落の端にある“道の駅崎津”。
崎津集落のメイン散策路は観光車両の通行ができないので、ここに車を止めて歩いて巡ります。
“道の駅崎津”さんでは、電動アシスト自転車をレンタルすることができますが、今回は徒歩で!
いろいろな種類のパンフレットもいただけます。
こちらの“天草の崎津集落 散策マップ”、とても分かりやすいのでお勧めです。
崎津のまちなみ
“道の駅崎津”さんを出て、海沿いの崎津のまちなみを巡ります。
入口のところにバス停が。
崎津教会も見えます。
バス停を過ぎると、両側に建物が並ぶ落ち着いたまちなみ。
観光案内パンフレットに乗っていたカフェ、“下田珈琲”さんがありました。
旧網元宅 お休み処 よらんかな
“下田珈琲”さんを過ぎると間もなく、入り口に“よらんかな”と書かれた建物が。
明治時代に4件あった漁師の網元の中で、唯一現存している建物なんだそうです。
無料で内部の見学ができました。
広い土間に2階もありました。
土間を抜けると、突き当りにも入り口があり、そこから海側へ。
石の階段で水辺近くまで降りると、世界遺産崎津集落の特徴“かけ”を間近で見ることができます!
“かけ”の上は、デッキ風のオープンスペースになっていて、立派な松の木の下に休憩用のベンチも置いてあります。
撮影スポット!
崎津教会
“よらんかな”を後にして、“崎津教会”へ向かいます。
“崎津教会”に曲がる目印は、崎津集落の中心部にある交差点。
左に曲がった通りは、観光車両進入禁止の散策路です。
“崎津教会”は、この小路を50mほど進んだ左側にあります。
レンガ造りの門の向こうに見えるのが“崎津教会”です。
1934年に、長崎の建築家、鉄川与助氏によって建てられたゴシック様式の教会。
中は珍しい畳敷きでした。
訪れた日は、教会の周りに足場が組まれていて、改修工事が行われていました。
崎津集落を訪れた5日後の2月29日、窓の木枠や壁の一部塗り替えなどの大規模改修が完了したそうです。
リニューアルされた“崎津教会”も、また見に行きたいです。
ステンドグラスのはめ込み作業をされていた様子です。
崎津観光交流広場 紋付屋旅館跡
崎津集落の散策はまだまだ続きます。
崎津教会の前の通りを右に曲がり少し行ったところに、“崎津観光交流広場”がありました。
紋付屋旅館の跡地なんだそうです。
この交流広場は天草を舞台にした連続テレビ小説のロケ地にもなったことがあるそうです。
海に向かってベンチ、またまたいい感じね~。
ベンチの前の階段で、海面近くまで降りていくことができます。
“崎津観光交流広場”の前の通りから、来た道を振り返ると、“崎津教会”がまだ大きく見えました。
トウヤ
そのまま散策を続けると、今度は“トウヤ”があるまちなみです。
少しずつ減っているそうですが、家屋と家屋の間にある90㎝ほどの小路が、ところどころ見られます。
崎津諏訪神社
“崎津集落”をぐるっと一周して、“崎津教会”前の観光車両通行NGの小路に曲がる交差点に戻ってきました。
観光車両通行NGの通りと反対側の通りの突き当りには、“崎津諏訪神社”が。
宮下商店
曲がり角にあった、こちらの“宮下商店”さんでは、崎津名物の“杉ようかん”を販売されていました。
杉が添えてあるのは、香りづけだけでなく、防腐剤の効果があるからなんだそう。
杉ようかんは、“ようかん”という名前ですが、一般にイメージするようかんとは異なり、ピンクのラインが入った、うるち米で作られた餡入りのお餅です。
詳しくはこちら↓↓↓↓↓↓
のんびり散策して、地域の歴史や文化をじっくり味わいたい、世界文化遺産のまちなみでした!
世界文化遺産・天草の﨑津集落
熊本県天草市河浦町崎津535
熊本県天草市河浦町崎津535
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