「八角トンネル(熊本県美里町)」不思議な形のトンネルは熊延鉄道の遺構でした
八角トンネル
熊本県下益城郡。
森林が多く、石橋と自然が豊かな美里町をドライブしました。
熊延鉄道の遺構のひとつ“八角トンネル”へ。(2020.12)
八角形をした不思議な形のトンネルでした。

01| 八角トンネルへのアクセス
国道443号から“釈迦院川”のそばを曲がって進むと間もなく、道路のわきに砂利の広場があります。
そこが“八角トンネル”に続く小路の入口。
車も止められます。
ここから徒歩で200m。
小路の先は曲がっていて見えないので、本当に200mで到着するのかどうか、ちょっと不安になりつつ出発です!
お天気が続いていたので、舗装されていない道でも、問題なく歩けました。
少し行くと、木立の下を進みます。
先のカーブを曲がったら何か見えるかな??
途中、ふかふかの落ち葉道も。
カーブを曲がったら見えました!!
コンクリートでできたトンネルです。
02| 不思議な形のトンネル
トンネル状の構造物が、両側に岩がある道の先にあります。
近づいてみると、トンネル状の内側が丸ではなく八角形になっていました。
八角形の構造物は、間が途切れながら、7つ並んでいます。
トンネルのようにずっと続いていない、不思議な形でした。
構造物の向こう側まで進んでみました。

トンネルはココで終わり。
美里町ののどかな風景が広がっていて、同じ幅の道がこの先も続いていました。
03| 熊延鉄道の遺構のひとつ
実はコレ、昭和39年に廃線になるまで運行されていた、熊延鉄道(ゆうえんてつどう)の遺構なんだそうです。
熊本市の南熊本駅から、美里町の下益城郡砥用まで、28.6キロ間を走っていたとのこと。
“八角トンネル”と呼ばれる洞門は、落石よけのためのものなんだとか。
形や構造は謎。
落石防止なのになぜ隙間があるのか…。
一説では、経費削減のためとも考えられているそうです。
目的は何であれ、洞門の隙間から差し込む光はきれいに見えます。
構造物の印象も、明るくなっている気が。
歴史に触れたひと時でした。
八角トンネル
熊本県下益城郡美里町小筵
熊本県下益城郡美里町小筵
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