「歴史公園 鞠智城(熊本県山鹿市)」復元された八角形鼓楼など4棟!入園無料55haの城跡
熊本県山鹿市。
ドライブ旅の途中で、“歴史公園 鞠智城(きくちじょう)”を訪れました。(2022.2)
誰でも立ち寄ることができる無料の公園内で、復元された建物を自由に見学できるのに、ビックリしました!
昭和42年度から発掘調査が行われ、 72棟の建物跡や貯水池跡、土塁跡などの遺構が発見されているそう。
平成6年度以降、4棟の建物が復元されています。
01| アクセスMAP
歴史公園鞠智城は、植木ICからおよそ15.7㎞、車で22分ほどのところにあります。
菊水ICからだとおよそ21.5㎞、車で33分ほどの距離です。
02| 「歴史公園 鞠智城」散策
カーナビの案内で歴史公園鞠智城に到着。
道路脇にある看板が目印です。
鞠智城は、周囲の長さ3.5km、面積55haの城跡。
復元された八角形鼓楼、米倉、兵舎、板倉や、城の立地や規模、構造などを体験的に学習できるスポットです。
| 鞠智城温故創生之碑
公園の入口近くに、オブジェがありました。
鞠智城のシンボルで、鞠智城温故創生之碑(きくちじょうおんこそうせいのひ)というのだそうです。
中央に防人、前面に防人の妻と子、西側に築城を指導したといわれる百済(くだら)の貴族、東側には八方ヶ岳に祈りを捧げる巫女をイメージしていて、北側には一対の鳳凰が。
| 八角形鼓楼
屋根が三重になっている木造の建物が、復元された八角形鼓楼(はっかくけいころう)です。
鞠智城跡では、建替えられた2基(合計4基)の八角形建物跡が見つかっているそうです。
太鼓の音で時を知らせたり、見張りをしたりするための鼓楼。
復元した八角形鼓楼は高さ15.8m。
重量約76トンの瓦が載っているそう。
正面の入口には、鞠智城イメージキャラクターのころう君のパネルがありました。
「どうやって上に上がるんだろう?」と、ころう君の横から中をのぞいてみましたが、階段は見当たらず柱がたくさん並んでいるだけ…。
「縄梯子か何かで上がっていたのかな?」と、八角恵鼓楼の反対側にまわってみると。
ありました!
八角形鼓楼の中央あたり。
柱の隙間から木の梯子がかけられている様子が見えました。
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| 米倉
米倉(こめぐら)は、学校の教科書で習った高床式の倉庫そのままという感じの外観です。
鞠智城跡では、石を規則正しく並べて土台にした、21棟の建物跡が見つかっているのだそう。
米倉として復元されたのは、重い荷物に耐えられる造りになっていて、大量の炭化したお米も見つかったからとのことです。
建物のそばに、説明版も設置されていました。
階段で上がって、中をのぞいてみることもできます。
| 兵舎
長い屋根の建物は、防人の住まいだった兵舎。
柱穴が建物の外壁部分だけに掘られた、側柱(がわばしら)と呼ばれる掘立柱建物の跡を復元したものなんだそうです。
案内板。
長い建物だなぁと思ったら、長さが26.6mもあるとのこと。
中に入ると、ころう君の顔出しパネルがありました。
いろいろなお城の紹介が。
鞠智城の紹介も発見。
| 板倉
こちらの板倉。
柱穴を建物の内側にまで配置した総柱の掘立柱建物跡で、防人たちが生活していた兵舎の近くにあったものを、武器や武具などを保管するための倉庫として復元したそうです。
05| 長者山
復元された建物が立ち並ぶ広場のそばにある、小高い丘“長者山(ちょうじゃさん)”へ。
展望広場にある休憩所の建物を目指しました。
| 長者山展望広場休憩所
長者山を上ったところに、休憩所がありました。
お洒落なデザイン!
古代建築の意匠を採り入れて建てられたそうです。
長者山展望広場からの景色です。
休憩所のある広場から続く、灰塚と呼ばれる隣の丘の上に“灰塚展望所”があるようです。
ここから190m先に、展望台らしき場所が見えました。
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