「横町町家交流館(福岡県八女市)」伝統工芸の雛人形展示!無料の情報発信スポット
福岡県八女市では、毎年2月中旬から3月中旬まで“雛の里 八女ぼんぼりまつり”が開催されます。
2月上旬、“八女市横町町家交流館”を訪れると、一足早くお雛様の展示がされていました。(2022.2)
一度にいろいろな種類のお雛様を見ることができるスポット。
部屋いっぱいに並べられたお雛様も圧巻です。
この記事の目次
01|八女市横町町家交流館はこんなところ
・アクセスMAP
・白壁の歴史あるまちなみ
02|八女市横町町家交流館
・部屋いっぱいに並んだお雛様
・有職雛
・おぼこ雛・箱雛 ・昭和五手のひな人形 03|2021年の「雛の里八女ぼんぼりまつり」
01| 八女市横町町家交流館はこんなところ
| アクセスMAP
八女市横町町家交流館は、八女ICからおよそ4.1㎞、車で8分ほどのところにあります。
| 白壁の歴史あるまちなみ
八女福島には土蔵造りの町家が多く残っていて、歴史を感じる白壁のまちなみです。
その一角にある八女市横町町家交流館さん。
02| 八女市横町町家交流館
福島八幡宮の鳥居の近くにある、“八女市横町町家交流館”。
江戸末期に建てられた元造り酒屋の建物を利用してつくられたもので、八女福島のイベントや催事・店舗の紹介など旬な情報を発信されています。
休息スペースもあって、入館は無料。
奥に続く通路のすぐ右側の入口から中に入ると、たくさんのお雛様が展示してありました。
八女は「お雛さま」の生産地で、雛人形のふるさとなんだそうです。
女児の健やかな成長と幸せを祈って、江戸中期からつづく日本の伝統的な行事の一つ。
| 部屋いっぱいに並んだお雛様
展示室で目を引くのが、お部屋いっぱいに並べられた雛人形。
ひとつづつ顔も着物も違っていて、ずらりと並んだ様子は圧巻です。
| 有職雛
展示室の中央に展示してある有職雛(ゆうそくびな)。
京都の宮廷の文化を受け継ぐ正統派の雛人形のことで、江戸時代( 1751~)頃に作られたといわれているそうです。
平安時代の公家の装束を忠実に模して作られた雛人形で、金糸はあまり使わずに、文様を規則的に並べた織物が使われているのだそう。
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| おぼこ雛
展示室の一番奥に、丸くて可愛いお雛様の展示がありました。
ふっくらとした顔立ちの、無垢で可愛い子供の姿を模した雛人形を、おぼこ雛というのだそうです。
| 箱雛
箱雛と呼ばれるお雛様もたくさん展示してありました。
杉や檜を利用して作った2つの箱に、男雛と女雛を1体ずつ収納したもので、江戸時代後期から昭和の半ばまで八女福島の仏壇店や大工の副業としてつくられたそう。
仏壇、提灯、手漉き和紙などの伝統工芸品を育んで来た八女で、衣装には仏具の布、冠などの金具には提灯の部品を利用するなど、匠の技術が活かされた地域の文化です。
| 昭和五手のひな人形
窓際の明るいところに、「昭和五手のひな人形」と書かれた雛段が展示してありました。
人形もお道具も歴史を感じる、素敵なお雛様でした。
03| 2021年の「雛の里八女ぼんぼりまつり」
昨年(2021年)、八女市を訪れた時は、“ひなの里八女ぼんぼり祭り”が開催中でした。
八女福島地区一帯の、白壁の町並みや市中心商店街の商店を中心におよそ100軒の家や商店で、ひな飾りを飾られるイベントです。- 関連記事
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