大分県☆九重の旅館「久織亭」温泉と大自然の中でゆっくりと流れる時間を満喫!もう一度泊まりたい宿

大分県九重町にある、ミシュランガイド「熊本・大分2018特別版」に掲載されたお宿。
半年前に宿泊した“大分九重 久織亭(くおりてい)”さんに、2回目の宿泊です。
チェックイン後はほとんど人に会うこともなく、温泉と大自然の中でゆっくりと流れる時間を満喫できる環境。
素材も調理も素敵なお食事と、心地よい距離間のスタッフの方との触れ合い。
コストパフォーマンスの高さとリフレッシュ効果を実感の、もう一度泊まりたいと思った旅館の一つです。
この記事の目次
01|「久織亭」はこんなところ ・アクセス ・フロント ・自然に囲まれた敷地 02|半露天付き客室「縹(はなだ)」 ・窓枠で切り取った大自然とテラス ・源泉かけ流しの半露天 ・野生の孔雀発見! 03|敷地内の施設 ・大浴場と貸し切り風呂 ・低価格ステイ実現の「虎乃湯」 04|ミシュランガイド熊本大分2018特別版で紹介された夕食 ・お品書き ・大分名産豊後牛メインの旬の地のものを愉しむ季節の懐石コース 05|丁寧に仕込み調理された朝食
01|「久織亭」はこんなところ ・アクセス ・フロント ・自然に囲まれた敷地 02|半露天付き客室「縹(はなだ)」 ・窓枠で切り取った大自然とテラス ・源泉かけ流しの半露天 ・野生の孔雀発見! 03|敷地内の施設 ・大浴場と貸し切り風呂 ・低価格ステイ実現の「虎乃湯」 04|ミシュランガイド熊本大分2018特別版で紹介された夕食 ・お品書き ・大分名産豊後牛メインの旬の地のものを愉しむ季節の懐石コース 05|丁寧に仕込み調理された朝食
01| 「久織亭」はこんなところ
| アクセス
阿蘇くじゅう国立公園内。
九重の山並みに向かって真っすぐな道路を進んでいる途中、“久織亭”さんの看板があります。
看板を目印に側道へ。
ディスカウントストアの事業を展開されている株式会社トライアルカンパニーによる、“トライアル温泉郷”という珍しい名前の温泉リゾート事業で開業された旅館です。
側道に入って少し進むと、池があります。
池の隣には、こはく食堂の可愛い建物。
フロントを目指して、もうしばらく進みます。
途中、看板を目印に曲がって、ゆるい坂を上ると“久織亭”さんに到着します。
| フロント
到着。
左側にある、この建物がフロント兼売店です。
チェックインは別の場所にあるレストランで行いますが、チェックアウトの時はこちらのフロント棟へ。
建物の間からは、九重の山並みが見えて素敵です。
建物の中へ。
売店のお菓子の品ぞろえは、さすがトライアルさん。
お値段はリゾート地価格です。(笑)

お菓子以外にも販売されているので、お買い物も楽しめます。
坂を上った右側に駐車場。
奥に見えるのがレストラン“料匠虎白”さんです。
チェックインを行う建物。
車を止めて、チェックイン手続きに。
スタッフの方が、ガラスの扉を開けてくださいました。
中に入ると右側に、モダンな雰囲気のフロント。
左側がレストランです。
フロントの前の空間もおしゃれ。
温かいお茶を出してくださいました。
| 自然に囲まれた敷地
15:00過ぎ。
フロントでお部屋のカギと、裏面にお知らせが書かれた敷地内のマップを受け取って、宿泊する離れのお部屋へ移動します。
フロントを出て少し坂を下る途中、正面の木々の間に見えるやまなみに早速癒されます。
“久織亭”さんには、8つの離れのお部屋があって、それぞれ趣が異なります。
全てのお部屋に源泉かけ流しの温泉がついた別荘スタイルの離れです。
スタッフの方によると、この日の予約は全8室中3室。
前日までほぼ満室が続いていたので、偶然にも、久しぶりにゆったりとしているとのことでした。
02| 半露天付き客室「縹(はなだ)」
今回宿泊するのは、“縹(はなだ)”というお部屋。
木立の間を進んでエントランスへ到着です。
| 窓枠で切り取った大自然とテラス
早速中へ。

玄関の扉を開くと、正面左にリビングへと続く扉がありました。
ワクワクしながら引き戸をスライドさせると天井の高い明るい空間が!
居間、寝室、デッキ、半露天風呂のある60㎡のお部屋です。
かわいい色使いのソファーの奥には、ガラス張りの大きな扉で仕切られたテラス。
大きく切り取られたかのような九重の大自然が目の前に広がります。
正面の山は、“三俣山”。
お部屋からも温泉からも見えるこの景色を楽しみにしていました。
テラス横の扉の奥は温泉です。

居間と少し段差がついた寝室は同じ空間に。

天井近くに開けられた天窓からも、自然を近くに感じられます。
広い今の壁際に取り付けられた、長い棚の中央にテレビ。
棚の一番右端に、お茶セットがありました。
日本茶や、ティーバッグ式のコーヒー。
冷蔵庫の中の飲み物は、自由にいただくことができます。
嬉しいですねー。
寝室。
寝室奥のクローゼットの中に、部屋着とパジャマ、足袋が入っていました。
敷地内の散策やお食事も、部屋着で移動して大丈夫。
スエット生地の部屋着は、着心地も良いです。
長いソファーの後ろ側が洗面所&脱衣所です。
ワイドな鏡が設置された、広々として使いやすい洗面台があります。
クレンジングなどなどは、洗面台に準備してあります。
その他のアメニティは、一人分ずつ袋に入れられて置いてありました。
ひととおり揃っていますが、シャワーキャップはないのでタオルやヘアゴムで代用するか、気になる方はご持参を!!
フロント棟の売店で販売されているので購入もできます。
| 源泉かけ流しの半露天
洗面所の奥が温泉です。
温泉へと続くドアの手前右側に、シャワーブースがありました。
“久織亭”さんのお部屋のおすすめポイントの一つが、このシャワーブース。
空間が分離されていることで、石鹸などが湯船に飛び散ることもなく、寒い時などに外気に触れずにシャワーを浴びることもできます。
アロマのいい香りがする、ボディーソープやシャンプー。
甘い香りに癒されます。
楽しみにしていた、源泉かけ流しの温泉。
茶褐色に濁ったお湯は、メタケイ酸を多く含む美人の湯。
肌の新陳代謝を促進させて、セラミドを整える作用があるのだそう。
自然の木の枝を使った手すりら、壁に取り付けられたランプも、素敵な雰囲気。

正面の3枚ガラス戸は、開くと半露天にもなって、自然と一体となった温泉をゆったりと楽しめます。
日が落ちてからは、扉を閉めると虫が入ってくるもの防止出来て、気持ちよく温泉を利用できるもの素敵。
右側の扉を開くとテラスにそのまま出ることもできます。
ちなみに、前回宿泊したのは“山葵(わさび)”というお部屋。
お部屋によって、それぞれの魅力があるので、
もぜひご覧ください。
| 野生の孔雀発見!
温泉を楽しんだ後、お部屋のソファーで雑誌を眺めていて、何気なく顔を上げると、木立の間を横切る鮮やかなブルーの鳥が目に入りました。
大きくてきれいな鳥で、慌ててスマホのカメラを向けました。
鳥は右から左へとゆっくりと歩き去ったのですが、音をたてないように気を付けながらテラスの扉のガラスぎりぎりまで近づく一連の動作は、思いのほか時間がかかって、かろうじて撮影できたのは1枚。

広がるような尾はないので、雌の孔雀??
野生の孔雀なんて初めて見ました!
なんだか良いことがありそうです。
03| 敷地内の施設
前回宿泊したときも敷地内の散策をしましたが、今回ものんびり、ぶらり。
| 大浴場と貸し切り風呂
い部屋から少し歩いたところに、大浴場があります。
男女別に、広い内湯と、三俣山を望む開放感抜群の露天風呂がある大浴場です。
大浴場のお隣には、5つのかぞく湯。
空いていたかぞく湯をのぞいてみました。
ゆったりとした脱衣所。
一組ごとに変えられるように、足拭き用マットがたくさん置いてありました。
扉を開くと、広々とした温泉があります。
他のかぞく湯も似たような造り。
岩だったり木だったりと、少しずつ趣が異なるかぞく湯です。
| 低価格ステイ実現の「虎乃湯」
広場の木製遊具の奥に見える建物は、“久織亭”さんと同じ敷地内にある宿泊施設“虎乃湯”さんです。
“久織亭”さんとは異なるコンセプトで運営されている旅館。
大自然を満喫できる点は同じですが、だれでも気軽に長期滞在できるように、サービスをスリム化して低価格を実現されています。
大浴場などの施設は共同で利用しているので、その時々の旅行スタイルに合わせて選べるのが良いです。
04| ミシュランガイド熊本大分2018特別版で紹介された夕食
夕食は、チェックイン時に17:30か18:00の、好きな時間を選ぶことができます。
17:30から、チェックイン手続きをしたレストラン“料匠虎白”さんでいただきました。

時間ちょうど位にレストランに到着すると、スタッフの方が笑顔で迎えてくださって、お席に案内してくださいました。
この日はちょっとぐずつき気味のお天気でしたが、もう少しお天気が良ければ、きれいな夕日も楽しめる、絶景レストランです。

| お品書き
テーブルの上には、弥生のお品書きがありました。
食材は季節のものを取り入れられていますが、お料理の構成は4半期ごとに変更されているのだそう。
今度は3月下旬ごろから、春のメニューが楽しめるとのことです。

“久織亭”さんのお品書きはユーモラス。
お料理の名前ではなく、雰囲気だけが伝わる「夜のおもてなし」が書かれています。
どんなお料理なのか、想像しながら会話したり、お食事したりする楽しみができますねー。

ドリンクメニューも豊富です。
| 大分名産豊後牛メインの旬の地のものを愉しむ季節の懐石コース
因尾茶(いんびちゃ)
最初に、素敵な湯のみで温かいお茶を持ってきてくださいました。
因尾茶といって、大分県の南東部にある本匠(ほんじょう)村(現在は合併により佐伯市)で生産されたお茶なんだそうです。
標高が高い山合いで育った因尾茶は、香り高くさっぱりとした味わいとのこと。
美味しいお茶で、さっぱりといただけるところがお食事との相性もばっちりでした。
おいも
“おいも”は、糖度の高いサツマイモの甘太(かんた)くんを使ったすり流しでした。
凄くきめが細かく、口当たりが優しいすり流しです。
とても甘みがあるのですが、調味料ではなく素材そのものの甘さなんだそう。
甘太くんの素揚げと胡椒がアクセントに入っています。
素揚げの芋も甘く、干し芋を角切りにしたような食感と味わいでした。
八寸
からすみと蕪、サーモンの手毬寿司、チーズ味噌、鴨のロース肉、トマトのコンポート梅酒煮込み、蓮根とクルミのカラメリーゼ、カステラ、河豚の白子豆腐。
どれも美味しくて、次々にペロリといただいてしまいました。
トマトは高級なデザートみたい。
梅酒のお上品な甘みとトマトの味わいが絶妙です。
カステラは、「優しいお味のチーズケーキみたい。
造り
“造り”は、かぼすブリと鯛。
柑橘で臭みを除いたブリは、とろけるような食感と程よくのった脂が絶品。
鯛はとても柔らかく、全く筋を感じないくらいで、素材のレベルの高さを実感です。
めちゃめちゃ美味しいお造りでした。
お醤油は、日田のお醤油で、九州ならではの甘い味が特徴。
海
天草産のアワビを使った酒蒸しと、京都丹波さんの大きな黒しめじ。
すごく柔らかいアワビはポン酢でいただきます。
しめじは、香ばしくて美味しい!!
とろろ
料理長特製のかつおだしを使った、冷たい茶素麺。
甘めの美味しいお出汁がかかっています。
極細の茶素麺に、刻んだとろろと、これまた極細に刻まれた茗荷が添えてあります。
お魚は、サンマの幽庵焼き。
サンマのうま味が凝縮されたようなおいしさ。
器は、種子島の陶芸家の方が作られたこだわりの茶器。
茶素麺にちなんで茶器を使用されているのだそう。
器も冷たくして提供してくださいました。
洋皿
“洋皿”は、豊後牛のローストビーフでした。
添えてあるお野菜にも注目。
お芋さんは、インカの目覚めで、サツマイモのように甘いジャガイモ。
蒸し
田舎の里いもを使った銀餡かけ。
「温かいうちにどうぞ」と持ってきてくださった一皿です。
お魚、椎茸、人参の餡が、里芋の生地に包まれています。
甘さを抑えたお出汁の餡でいただきます。
土鍋
地元の農家さんにかけてもらっているお米を土鍋て炊かれたごはん。
見るからに粒が立っていて美味しそう。
全国の品評会で四位になったヒノヒカリなんだそうです。
九重連山の美味しいお水で炊き上げていることも、美味しさの秘密。
甘味
バニラアイスといちごに、抹茶の心太を押し出して、黒蜜をかけていただくデザート。
クッキーを砕いたものがかけてあって、食感もお味もばっちり。
味わいを楽しめるこだわりのお料理ばかりで、とても美味しくいただきました。
スタッフの方のお料理の説明もわかりやすくて、説明を聞くとよりお料理に興味が!!
05| 丁寧に仕込み調理された朝食
朝食も、夕食と同じレストラン、“料匠虎白”さんでいただきます。
お食事のスタート時間は、08:00または08:30の2パターンで、チェックインの時に選んでお伝えします。

夕食と同じお席へ。
昨晩からずいぶんお天気が良くなっていて、遠くの山や丘の上の3本松を望むことができました。
以前訪れた時と同じで、三本松のうち一番右側の1本は、葉がありませんでした。
スタッフの方によると、雷に打たれて以来この状態なんだそうです。
赤松ですが、松茸が採れたことはないんだとか。
前回と同じように、お席の正面にお弁当のような包が置いてあります。
飲み物は、カウンターでお好みのものを自由にいただけます。
先ずは、マンゴージュースを!
着席するとすぐに、温かいお料理を持ってきてくださって、固形燃料にも火をつけてくださいました。
お弁当の包みを開けてお食事スタートです。
どれも美味しいお料理で、品数が多いので、ご飯が進みます!
そして、ご飯もまた美味しいという…ついつい食べ過ぎてしまいます。
食後のコーヒーでほっと一息。
【じゃらんで予約】
【じゃらん春SALE】5%OFF 大分名産豊後牛メインの旬の地のものを愉しむ季節の懐石コース
部屋タイプ:【離れ】半露天風呂付のお部屋 縹(HANADA)
ポイントを使ってお得に予約!
2食付で一人あたり19,050円
Pontaポイント2,700+38,100=40,800[円/二人・朝夕]税込
Rakutenサイト▶大分九重 久織亭
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