「冨士屋 一也百(大分県別府市)」ウスギモクセイの香りに包まれて、鉄輪の隠れ家カフェ&ショップ
冨士屋 一也百(Fujiya hanayamomo)
大分県別府市。
鉄輪温泉で、素敵すぎるカフェとセレクトショップに出会いました。
癒しのひと時を味わえる隠れ家的な明治の建物、“冨士屋 一也百(ふじや はなやもも)”さん。(2020.10)
空間も、カフェメニューも、全部素敵で、鉄輪を訪れるたびにぜひぜひまた伺いたい場所ができました!
この記事の目次
01| 鉄輪温泉の隠れ家カフェ“冨士屋 一也百” 02| ウスギモクセイの癒しの香り 03| 明治建築“旧冨士屋旅館”と歴史を味わう 04| カフェ“Coffee&Tea Salon” 05| 素敵に出会うセレクトショップ“はなやももLinks”
01| 鉄輪温泉の隠れ家カフェ“冨士屋 一也百” 02| ウスギモクセイの癒しの香り 03| 明治建築“旧冨士屋旅館”と歴史を味わう 04| カフェ“Coffee&Tea Salon” 05| 素敵に出会うセレクトショップ“はなやももLinks”
01| 鉄輪温泉の隠れ家カフェ“冨士屋 一也百”
“冨士屋 一也百”さんは、鉄輪温泉の“鉄輪むし湯”から50mほど、1分足らずのところにあります。
鉄輪温泉街には石畳の道が多くみられますが、“冨士屋 一也百”さんの前のとおりの石畳は、明治時代から残るものです。
“別府石の石畳(べっぷいしのいしだたみ)”といって、別府石野赤色が美しい、手仕事でたたかれた石なんだそうです。
駐車場に車を止めると、目の前に見えるのが“冨士屋 一也百”さんの建物です。
鉄輪温泉に唯一残る明治時代の旅館建築なんだそう。
駐車場側からも入ることができますが、石畳の坂を下る途中に門があります。
階段を上がると、看板が。
正面がカフェ“Caffee & Tea Salon hanayamomo”の玄関、左の駐車場から見えた入り口がショップ“愉しい食卓はなやももSHOP”です。
02| ウスギモクセイの癒しの香り
門を入ったすぐ横に、大きな“ウスギモクセイ“の木がありました。
実は私、木犀(モクセイ)の香りが大好きで、毎年シーズンになると、どこからともなく漂ってくる、頭の中から癒してくれる優しい香りを、無意識に探してしまっています。
“冨士屋 一也百”さんのウスギモクセイは、例年9月末から10月にかけて咲くらしいのですが、今年は気温が高かったせいか10月中旬に咲き始めたそうで、訪れたこの日は運よくちょうど見ごろを迎えていました!!
いい香りが漂っていて最高のタイミング、本当にラッキーです(*≧▽≦*)
昭和49年に特別保護樹木に指定されているそうで、樹齢は100年以上なんだとか。
小さくてかわいい花が咲いていました。
ギンモクセイの白い花のイメージと、キンモクセイのオレンジの花のイメージ間くらいの、淡い黄色をしていました。
この時期だけ、2階の一番木が見える縁側をカフェスペースにしているそうです。
うかがったときは、すでに先客がいらっしゃいました。
素敵な空間ですものね~。
03| 明治建築“旧冨士屋旅館”と歴史を味わう
“Caffee & Tea Salon hanayamomo”さんの入り口から、“旧冨士屋旅館”の中へ。
玄関を入ると、すぐ左側にカウンターがありました。
右側のカフェ空間へは、靴を脱いで上がります。
スタッフの方が、玄関横のお庭が見える窓際のお席に案内してくださいました。
時間が許す限り、一日中ゆっくり座っていたいです。
フロア内のお席は、書棚やピアノ、雑貨などに囲まれて、それぞれがゆとりを持って配置されていて、贅沢にくつろげる空間。

書棚の本は、どれも手に取ってみたくなるようなものばかりでした。
シリーズで数冊並んでいた、47都道府県ごとの観光ガイド本「d design travel(ディ デザイン トラベル)」は、一般的な情報誌とは違って、その土地に長く続く「個性」「らしさ」の視点で本当に感動するものをまとめた本だそう。
特に、大好きで何度も訪れている県の「d design travel」は、共感するところが多く、私にピッタリのガイド本でした。
書棚はほかにも。
こちらにも面白そうな本がびっしりと並んでいました。
平置きで、雑貨と一緒に販売されているものもあって、見ているだけでもすごく楽しい時間が過ごせました。
2階も見学してみたかったので、スタッフの方のおたずねすると、「ご自由にどうぞ!」とOKをいただきました。
中央の階段を上がって2階へ。
2階に上がると、左右に廊下が伸びていました。
左の廊下沿いには、コンサートや展示会などが開催される“一也百ホール”があります。
高い天井に味のある梁が印象的。
廊下の右側すぐのお部屋は、会議などに利用できる空間です。
一番奥は、“明治の和室”。
唯一明治の和室をそのままにとっているお部屋なんだそう。
趣のある廊下。
レトロな照明、素敵です。
階段を下りて、1階のカフェ空間へ。
04| カフェ“Coffee&Tea Salon”
“Coffee&Tea Salon”さんのカフェメニューです。
コーヒーや紅茶などの“ドリンク”と“ケーキ”。
どのケーキも美味しそうで悩みます。
今回はケーキメインで、ドリンクはケーに合いそうなものを選びたいと思います。
“うきは Plantago”さんのベーグルもカフェでいただくことができます。
この日注文できるのは、不戦で貼ってあるおフルーツや野菜のベーグルとのこと。
ひと月に数日だけテイクアウト販売もされているベーグルも気になります。
少しして、注文したドリンクとケーキを持ってきてくださいました。
すごく悩んで決めた、“ビターオレンジクーヘン(450円)”!
しっとりとしたバウムクーヘンの間にもコンフィチュールがサンドされていて、それだけでも大人のスィーツ。
しかも、バウムクーヘンがまとっている、トロ~リ濃厚なオレンジキャラメルソースはビターな味わい。
添えてあるコンフィチュールと生クリームもお上品な味わいで、どれも美味しいっ!!
ナイスチョイスでした。
この“ビターオレンジクーヘン”にあわせて選んだドリンクは、“はなやももオリジナルコーヒー(500円)”。
ケーキセットにしたので50円引きになります。
コクのある風味のいいコーヒーです。
器も素敵~。
こちらは、“大分モンブラン(450円)”。
大分産の和栗を使ったモンブランです。
栗の風味がふわっと香るマロンクリームは、すごく軽くて、前に出すぎない優しいお味。
何個でも食べられそうな軽さです。
中には、生クリームとスポンジ、栗がごろっと入っています。
“大分モンブラン”にあわせたのは、“YOSHITOコーヒー(500円)”。
こちらも、ケーキセットで50円引きになります。
50℃で洗豆して丁寧に深入りしたコーヒーなんだそう。
メニューでは、「香りが高く雑味のないコーヒー」と紹介されていましたが、納得です!
凄くまろやかで、飲みやすいです。
また伺って、ほかのメニューもぜひぜひいただいてみたいです!
05| 素敵に出会うセレクトショップ“はなやももLinks”
“Coffee&Tea Salon”さんを出て、お隣に入り口があるセレクトショップ“はなやももLinks”さんへ。
“はなやももLinks”さんには、お庭を通って行けますが、駐車場の横の入り口からも入ってすぐのところにあります。
入り口にはかわいい看板。
“はなやももLinks”さんは、オーナーがいろいろなところで素敵なものを見つけて仕入れてこられているセレクトショップです。
竹で作られた工芸品や、七島藺で作られた工芸品などなど、いろいろな種類のこだわりの商品が並んでいて、かなり楽しい店内です。
カフェで使われている“白山陶器”の器もありました。
スィーツがすごく映える器で、きれいだなぁ~と思っていた器です。
“はなやもも”さんのオリジナル商品も並んでいました。
こだわりのジャムとお味噌などなど。
お味噌は、温泉で蒸した大豆を使って減塩で作られていて、出汁を入れなくても美味しくいただけるお味なんだそう。
お弁当箱の仕切りに使うカップ。
アルミを使ったものや、カラフルな色彩のものをよく見かけますが、無地でお弁当のおかずを引き立てるようなシンプルおしゃれなカップがあったらいいのにとずっと思っていました。
これは素敵!
さりげなく下がっている照明がお洒落ですねー。
一日中いたくなるような素敵スポットに出会いました。
冨士屋 一也百
一也百 Hall&Gallery -はなやもも-
愉しい食卓 はなやももLinks
大分県別府市鉄輪上1組
0977-66-3251
一也百 Hall&Gallery -はなやもも-
愉しい食卓 はなやももLinks
大分県別府市鉄輪上1組
0977-66-3251
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