「国指定史跡 岡城跡(大分県竹田市)」歴史感じる断崖絶壁と石垣!難攻不落の城
国指定史跡 岡城跡
大分県竹田市。
桜の季節でもなく、紅葉の季節でもない、気温35度を超える猛暑日に、縁あって“岡城跡”を訪れました。(2020.8)
散策にはかなり厳しい暑さの午後でしたが、夏の季節ならではの、美しい雄大な景色が。
“荒城の月”で知られる“岡城跡”の見どころは、やっぱり石垣!
パンフレットを見ながらひと時の散策を楽しんで、“やっぱり来てよかった!”と思う魅力的な場所でした。
01| “岡城跡”の受付と散策ルート
駐車場の奥に見える、来場者の受付の建物は、“総役所跡”。
岡藩の行政機関・裁判所としての機能を持っていたそう。
“総役所跡”から奥の散策には、史跡の維持管理のため、高校生以上300円、小中学生150円の入場料が必要です。
“総役所跡”から上方に目を向けると、岡城跡の石垣が目に留まります。
かなりの広さがある“岡城跡”では、“西の丸ルート”や“本丸ルート”、“一周ルート”など、数種類の散策コースが紹介されています。
かなりの暑さということもあり、全てを巡る“一周ルート”は断念。
来場者受付のスタッフの方が、「本丸までは、ゆっくり歩いて15分ほどですよ」と教えてくださったので、今回は“本丸ルート”で初めての“岡城跡”を見て回ることに。
02| “総役所跡”から“大手門跡”へ
さっそく!
まずは、“総役所跡”横の小路から“大手門跡”へ向かって出発です。
“岡城跡”の石碑があるところまでは、舗装された平たんな道が整備されています。
火砕流でできたという、岩肌が見えるところも圧巻です。
途中にはお土産店なども。
いよいよ、ここから上り坂。
岡城跡を目指します。
なんとなく予感していましたが、かなりの坂道。
途中からは、幅員の半分に、手すり付きの階段が整備されていました。
階段の勾配も緩やかではありませんが、道中に見える景色に、少し癒されます。
階段を上がると、曲がった先に“大手門跡”が見えます。
ラストスパート。
最後に石段を数段上がると、“大手門跡”。
大手門があったところには、門を開閉していた跡が残っていました。
この開閉の跡だけ見ると、そんなに昔のお城ではないような気がするので、不思議です。
03| 屋敷跡を抜けて岡城中心部へ
04| 三の丸から本丸へ
“大手門跡”から“本丸跡”に向けて、道なりに進むと、“三の丸跡”の石垣が見えてきます。
“岡城跡”の写真で、よく見かけるアングル。
太鼓櫓跡と金櫓跡。
岡城の中心部への入口なんだそう。
石碑のある広場を抜けて進みます。
右側に見える石垣の上が“本丸跡”。
真っすぐ進んだところが“二の丸跡”です。
階段を数段上がったところに、“空井戸跡”が。
思いのほか大きい井戸。
もともと水はなくて、空井戸だったんだとか。
空井戸のそばにある階段を上がったところが“本丸跡”です。
“本丸跡”。
1185年に築城された“岡城”ですが、現在は石垣だけが残っています。
傾山や祖母山など、九州山地の山並みが一望できました。
石垣の間に、排水設備らしき構造がありました。
“岡城”の石垣は、石の加工方法や積み方にいくつかの種類が使われているだけでなく、生活のための技術もすごいんだな~と改めて感動です。
05| 二の丸跡と滝廉太郎像
本丸に上がる階段の奥に進むと、二の丸跡です。
二の丸跡には、“休憩所”が整備されていて、中では大きなモニターで観光案内などを見ることができます。
めちゃめちゃ暑い猛暑日に、嬉しい自販機もあるので、持って行った飲み物がなくなっても安心です。
“休憩所”の奥の広場の端に、銅像が立っています。
滝廉太郎像です。
「荒城の月」は、ここ“岡城跡”を「モチーフに生まれた曲。
少年時代に“岡城跡”を遊び場にしていたのだそう。
断崖絶壁と高い石垣に囲まれた“岡城跡”。
ここからの景色を見ても、“難攻不落の城”と謳われるのがわかるような気がします。
歴史を感じる、静かで雄大な、自然豊かな空間でした。
岡城跡
大分県竹田市大字竹田2889
0974-63-1541
09:00-17:00
高校生以上300円
小中学生150円
12/31-1/3休
大分県竹田市大字竹田2889
0974-63-1541
09:00-17:00
高校生以上300円
小中学生150円
12/31-1/3休
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