大分県☆由布市の旅館「ほたる」絶景!客室露天風呂は強アルカリの美肌温泉
由布のお宿 ほたる
大分県由布市にある“由布のお宿 ほたる”さんへ、数か月ぶりの外出です。(2020.6)
通常たくさんのプランを設定されている“ほたる”さんですが、現在は社会情勢への配慮から「〈期間限定〉露天風呂付客室+個室にてお食事【1日4組様限定 3密回避プラン】」と「素泊まりプラン」の2種類のみのプランで、1日4組のみで運営されています。
使用している客室は、“半露天檜風呂付和洋室(1号棟)”と“露天岩風呂付和室(2号棟or3号棟)”の2種類。
宿泊客同士の接触を最大限減らす配慮から、10室以上ある客室のうち、お部屋に温泉(露天)があるお部屋の中から4室を使用しているそうです。
通常12組使用できる広間のお食事処も、仕切って4組用の個室に変更されています。
01| お部屋までの散策と家族湯
湯布院ICから国道210号を南へ1.5㎞、車で2分のところに“由布のお宿ほたる”さんがあります。
茶色い看板が目印。
由布の市街地からは少し離れた、静かな場所にある旅館です。
奥に由布岳が見える国道210号に面して、駐車場と門が。
素敵な看板がかかる門をくぐって敷地内へ。
足を踏み入れると、国道沿いの旅館とは気づかないくらい、緑が多く自然に囲まれた空間が広がっています。
門の目の前にある建物が、お食事処や、お土産処がある、フロント棟です。
現在は、接触をできるだけ少なくするために、お部屋でチェックイン手続きを行っているので、こちらには寄らずに、門のところで迎えてくださったスタッフの方が直接お部屋まで案内してくださいました。
“ほたる”さんには客室棟が3棟あり、フロント棟を過ぎると、斜面に沿って下りながら1号棟、2号棟、3号棟と続いています。
木製の屋根が続く通路からは、由布岳が!
1号棟の横。
通路のわきには、つつじが満開です。
この景色、日が暮れると裸電球が灯って、味わい深い雰囲気に。
夕暮れも素敵ですねー。
1号棟を過ぎたところに、左に曲がる通路があります。
通路のを進むと露天風呂と家族風呂の案内板が。
お部屋に行く前にお風呂の場所を案内してくださいました。
家族風呂は、2号棟の棟続きにあります。
家族湯。
利用するときは、入り口にかかっている札を裏返して、鍵をかければOK。
右側の“鶴見の湯”。
左側の“由布の湯”です。
通路の突き当りの奥には、“露天風呂”もありました。
家族風呂の方へ曲がった通路を戻り、2号棟の横を通って、斜面を道なりに下ると3号棟の屋根が見えてきます。
屋根の向こうには由布岳も!
今回宿泊するお部屋は、3号棟の1階。
階段を降りたところが入り口です。
02| 由布岳を臨む露天付きのお部屋
2階に2部屋、1階に4部屋が並ぶ3号棟。
奥から2番目の302号室、“花橘”が今回宿泊するお部屋です。
中に入ると、10畳の和室。
旅館には珍しく、壁掛けの時計がかかっています。
あると嬉しい時があるんですよねー。
テレビや冷蔵庫、金庫なども。
縁の続きに見えているのが、楽しみにしていたお部屋の岩風呂。
ワクワクしながら奥へ。
お部屋と露天の距離が近いのが、嬉しいです!
まだ青い紅葉の奥には、由布岳が見えます。
由布岳の山頂辺りは、ミヤマキリシマでピンク色に染まっています。
ゆったりとした自然の景色を眺めながら、好きな時にいつでも温泉につかれる、快適なお部屋です。
<夕食時にご挨拶に来てくださったおかみさんからうかがった温泉の話>
由布院の温泉は一般的に弱酸性で、PH7.2~7.5くらいなんだそう。
由布の中心地から少し距離がある“ほたる”さんでは、単独で使用されている源泉があって、何と!強酸性のPH9.7。
しかも、タンクなどを使用せず、源泉からパイプで直接お風呂にお湯を送っているので、酸化していない新鮮な温泉が楽しめるとのこと。
確かに!
1時間45分ほどで入お湯がれ替わるという、かけ流しのお部屋の露天風呂も、お湯がとてもきれいです。
PH9.7のお湯は、お湯につかった瞬間にお肌がぬるっとするのを実感します。
しばらく入っていると、“ぬるぬる”が“つるつる”に変わる瞬間が。
おかみさんによると、古い角質が溶けてお肌のきめが細かくなるのだそう。
東京スカイツリーと同じくらいの標高にある“ほたる”さんは、この時期でも陽が沈むと気温がぐっと下がって肌寒く感じる場所とのこと。
そんな時は、寒いのを我慢してお風呂で体を洗わずに、体をふわぁ~っと広げて温泉のお湯につかっているだけで、ごしごし洗わなくても角質が溶けてきれいになるんだとか。
これはらくちん!
顔は角質が薄いので、数回お湯につけるだけでつるつるになると聞いて、早速実践。
翌日、鏡を見るとふっくらもっちりに!!なったと思います(ノ´▽`*)
お湯の温度もちょうどよく、満足するまでゆったりとつかることができました。
温泉で有名になったお宿。
リピーターが多いのも納得のお湯です。
お部屋のお茶セット。
陶器の湯のみのほかに、ビニールに入った紙コップが置いてありました。
“ほたる”ほたるさんで使われている水は由布の地下水をくみ上げているそうで、お部屋の水道、シャワーお風呂の蛇口、全てのお水がそのままおいしくいただけるとのことです。
それで、紙コップを持って温泉に入り、水分補給しながらお湯につかる方も多いと、おかみさんがおっしゃっていました。
確かにおいしいです!!
お菓子も美味しくいただきました。
ピンク色のかわいい浴衣に、たび。
この景色を見て、温泉に入れる幸せ~、すでにまた来たいです!
03| 夕食、あさぎり会席膳
夕食は、フロント棟にあるお食事処でいただきます。
チェックインはお部屋だったので、夕食時に初めてフロントへ。
エントランスを入った正面には、いろいろな飾りがありました。
左側の障子の奥の個室へ案内していただきました。
想像以上に広い!
この気持ちがいい空間に一組だけの贅沢です。
この季節の18:00はまだ明るく、窓からは由布岳も見えます。
テーブルの上には、竹筒に丸めてさしてある献立と、数品のお料理がセッティングしてありました。
これからあと6品あります。
こちらが献立。
6月ですが、“皐月の献立”。
食前酒 自家製梅酒
先ずは食前酒。
こっくりとした味わい、それでいてふわっと飲みやすい、とても美味しい梅酒にびっくり。
先付 胡麻豆腐と蛍烏賊
くせのない胡麻豆腐と、うま味がギュッと詰まった大好きな蛍烏賊!
前菜 空豆豆腐 白魚雲丹和え 蕗の土佐まぶし 海老の梅くらげ漬け 煮蛤手毬寿司 枝豆袱紗焼き アスパラキャビア添え
造里 鯛 鮪 貝柱 海老洗い あしらい一式
吸物 烏賊真丈の清汁仕立て
お箸
お食事をいただくお箸。
実は、職人さん手づくりの欅(けやき)のお箸なんだそう。
お祝いに使われる6角形のお箸です。
朝食は違う種類のお箸でいただくとのことで、楽しみです。
焼物 鰆の幽庵焼き
芋ようかんが添えてあります。
蓋物 飯蛸小倉煮
お出汁に小豆の風味がしっかりとついていて、柔らかい蛸と里芋にしみていました。
美味しぃ。
台物 豊後牛陶板焼 添え野菜一式
豊後牛。
野菜は火が通っているので、登板で焼き目をつけていただくのだそう。
料理長手づくりの、しょうゆベースのタレでいただきます。
さっぱりとしていて、脂がのった豊後牛と合います!
油物 穴子の天婦羅
かぼす塩でいただく穴子。
さっぱり、いい感じです。
止椀 豆腐と若布の赤出汁
食事 桜海老と筍の釜飯
汚職にのスタートと同時に炊き始めてくださった、“釜飯”。
火が消えると、一度しゃもじで全体を混ぜて蓋をし、数分待ちます。
すごくいいタイミングで炊き上がりました。
桜海老の食感がアクセントのご飯には、大きくカットされた筍たっぷり。
トロっと柔らかいきのこも美味しいです。
香物 高菜漬 割千大根五ヶ瀬川
大分といえば“高菜漬”。
塩味の強すぎない、美味しいお漬物でした。
デザート 苺ミルクプリン メロン
デザートの頃には、かなりおなか一杯。
でも、ジューシーなメロンといちごの香りたっぷりの軽いプリンは、食後のデザートにぴったりで。
ぺろりとお腹の中に。
05| 朝のひかりの中で朝食
翌朝。
朝日に浮かぶ湯気に吸い込まれるように、朝から温泉!
本当にきれいな温泉です。
朝食も、夕食と同じお食事処でいただきます。
朝の由布岳もばっちり眺められる、素敵空間。
朝食はこちら。
楽しみにしていた“すす実竹”のお箸です。
すす実竹は、中に空洞がない竹なんだそう。
黒く色を付けていて、持った感じは軽い印象です。
ご飯は、大分県産の“ひのひかり”を由布の地下水で炊いているそう。
おかわりもたっぷり。
サラダ。
お味噌汁は、地域のだんご汁。
揚げ出汁は、朝から揚げてくださったそうで、「温かいうちにどうぞ」と。
嬉しい心遣いです。
窓から癒しの絶景を楽しみながらのお食事。
ゆっくりできて、ホント、素敵時間です。
お部屋で温泉も景色も楽しめて、静かでゆっくりできるお宿。
驚きの泉質はもちろん、おかみさんのお話も楽しくうかがって、癒しと充実の時間を過ごせました。
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リクルートポイント2,000+38,000=40,000[円/二人・朝夕]税込
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