「天草オリーブ園(熊本県天草市)」農園ツアーでハートの葉を発見!
天草オリーブ園AVILO
天草を訪れるたびにいつも気になっていた“天草オリーブ園”さんに、ついにうかがいました。(2020.1)
日本でのオリーブオイル生産は、明治41年に三重、香川、鹿児島で試験栽培がおこなわれ、小豆島のオリーブだけが実をつけたそう。
その後九州では大分、長崎、熊本が、南国九州の風土をいかして栽培に取り組んでいて、身近でオリーブオイル農園の景色を見ることができるのを楽しみに!!
天草市役所から、車で北に13分ほどのところに、“天草オリーブ園”さんがあります。
ゲートを通って坂を上ったところに駐車場が。
駐車場に車を止めると、目の前ににおしゃれな建物が並んでいました。
オリーブショップ
先ずは、オリーブショップに向かいます。
中は、オリーブ関連のいろいろな商品が並ぶショップ。
カウンターの横には、オリーブのテイスティングができるコーナー。
テイスティングのポイントは、おいてあるパンに、たっぷりオリーブをつけていただくのがおすすめだそう。
テイスティングできるオリーブだけでなく、ほかにもいろいろと。
以前使っていた、オリーブオイルのハンドクリームもありました。
オリーブ体験
オリーブ農園ツアー
今回のお目当ては、“オリーブ体験”です。
実は、“天草オリーブ園”を訪れる30分ほど前に電話でお尋ねすると、この日のオリーブ体験が可能とのことだったので、急遽決定したもの。
幸運~!!
体験は“オリーブ農園ツアー(中学生以上756円)”、“オリーブ手絞り体験(中学生以上756円)”、“オリーブオイルのテイスティング(無料)”の3種類です。
今回は、体験の開始時間と旅のスケジュールを考えて、“オリーブ農園ツアー”に参加。
“オリーブショップ”内にあるカウンターでチケットを購入です。
オリーブ農園ツアー
オリーブ農園ツアースタート!
先ずは、“オリーブショップ”前にある“案内マップ”で、ツアーコースの説明です。
そのまま、オリーブショップの目の前に植えてある1本のオリーブの木へ移動。
この時期、オリーブのには、小さな新芽が葉と葉の間から伸び始めていました。
搾油場
駐車場の目の前にあったこちらの建物。
オリーブの搾油場でした。
この時は稼働していませんでしたが、農園で収穫したオリーブは、ここで搾油するそうです。
“天草オリーブ園”には1,000本以上のオリーブの木があって、そのすべてを10人ほどですべて手摘みで収穫されているとのこと。
毎年およそ6トンの収穫に対し、できるオリーブオイルは570キロほど。
愛情込めて生産されているオリーブオイルが高価なことも納得です。
いくつかの機会があって、それぞれの使い方を説明してくださいました。
オリーブ農園
“搾油場”の見学が終わると、いよいよ農園内へ。
農園の入口にはチェーンがかかっていて、ツアー参加者しか入ることができません。
散策路には、水はけのために軽石を敷いてあるそうです。
散策路沿いのところどころに、オリーブの頃がわかる看板が設置されていて、ガイドの方が説明してくださいます。
ヨーロッパのイメージだったオリーブの原産地は、トルコなんだそう。
イタリアは、生産量も多いのですがそれ以上に消費量も多く、生産する以上に輸入して使われているんですねー。
通りの両側にオリーブの木が並ぶこの場所は、ツアー参加者だけが眺めることができる景色。
ガイドの方が記念に写真を撮ってくださいました。
オリーブにもたくさん種類があって、この農園でもいろいろな種類を栽培されているそう。
散策路の左右でも種類が違うとのことで、よく見ると微妙に葉の色や形が違って見えました。
散策中、看板ごとにオリーブの説明を聞いて、たくさんの発見がありました。
途中で、オリーブの葉や花に関する説明も。
オリーブの花ってすごく小さいらしくて、5月から月6にかけて、直径3㎜位の花びらが4枚付いた花が咲くんだそう。
香りがないため虫が来ないので、受粉は風がたより。
自然の神秘ですね。
オリーブの葉は、通常は細長くてシュッとした形をしています。
ガイドの方が「時々ハートの形をした葉があるので探してみてくださいね!」と。
自然にハートの形をしたものができて、意外とよく見つかるんだそう。
見つけました!
しかも、葉は摘んでOK。
見つけたら持って帰って、しおりなどに使えます。
農園散策のちょうど真ん中あたりに、休憩場所がありました。
オリーブの木が風にるれるのを眺めるのに、いい感じの場所ですねー。。
撮影スポットです。
今の時期はオリーブの木を剪定したばかりで、枝が伸びているときはふわふわ風になびいて、もっときれいなんだそう。
国際オリーブオイル協会が定めた“オリーブオイルの分類”です。
こんなにたくさんあるなんて!
例えばよく見かける、“エキストラバージンオリーブオイル”は、「酸度が0.8%以下」と酸化していないものであるだけでなく、“官能検査”という実際に人がテイスティングする検査で、「否定的要素がゼロ」かつ「フルーティが1以上」を満たしたものだけをそう呼ぶことができるのだそう。
ちなみに、日本は協会に加入していないので、分類に準じて表示てしているのかもしれませんねー。
丘の上のオリーブ館
農園を抜けると、丘の上にある建物に向かいます。
農園の外の通路沿いなどにも、オリーブの木が植えられています。
向かったのは、駐車場から“オリーブショップ”の奥の、丘の上に見えた白い建物。
“丘の上のオリーブ館”といって、“オリーブの手絞り体験”や“オリーブオイルのテイスティング体験”ができる施設です。
今回は帰りの飛行機まで時間がなくて、体験はまた今度の楽しみに。
“丘の上のオリーブ館”の屋上は展望台になっていて、自由に上がることができます。
上がってみると、椅子や鐘が設置されたウッドデッキ。
カーンといい音がする“オリーブ平和の鐘”の向こう側に広がるのは、今まで歩いていたオリーブ農園。
“オリーブショップ”や“オリーブ搾油場”も見えます。
“オリーブショップ”の横に植えてあるオリーブの木で、またまた見つけました(っ*^ ∇^*c)
どこにあるかわかりますか~?!!
こっちにも!
しかも2枚。
素敵な経験ができました!
今度は、“オリーブの手絞り体験”や“オリーブオイルのテイスティング体験”もしてみたいです。
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