「門司電気通信レトロ館(北九州市門司区)」大人も子供も楽しい!電話の歴史や仕組みを体験
歴史建築“門司電気通信レトロ館”
週末、突然泊まりに来た姪甥と一緒に、北九州市門司区にある“門司電気通信レトロ館”を訪れました。(2019.6)
大正13年に、門司郵便局電話課庁舎として作られた大正モダンの建築。
放射線とアーチ、垂直線を基調としたデザインは門司港レトロ地区を代表する建物の一つです。
電話機の歴史や仕組みを体験しながら知ることができる、大人も子供も楽しめる、無料の施設です!
“門司電気通信レトロ館”の前にある電話ボックスです。
明治33年に東京に設置された日本最初の公衆電話ボックスの復刻版で、灯台をモデルにデザインされているとのことです。
エントランス。
景観法に基づき、北九州市の景観重要建造物にも指定されています。
側道を入ったところには、数台分の駐車場もあり、駐車場から直接入れる入り口もあるので便利です。
駐車場側の入り口から館内へ。
レトロ感あふれる雰囲気の空間にいろいろな展示が。
公衆電話の移り変わりが一目でわかる展示。
全部は使ったことはありませんが、懐かしい!!
我が家にもあった黒電話の、以前の機種、4号機。
内部はこんなふうになっていたんですね!
姪甥と一緒に、一番最初に作られた電話を探してみました。
それぞれ探して、姪甥がスタッフの方に「一番古い電話はどれですか?」とお尋ねすると案内してくださいました。
下段にあるのが日本で一番最初に作られたものと同じ構造の電話。
そして、上段にあるのが、世界で一番最初に作られた電話と同じ構造のもので、日本の電話よりもさらに前のものなんだそうです。
いろいろな電話の展示の中に、フォトコーナー発見。
フォトプロップスもあって楽しく撮影できます。
磁石式手動交換機です。
使い方が書いてあって実際に電話交換の体験をすることができ、スタッフの方も教えてくださいます。
一人が1台の電話機で電話をかけ、ヘッドホンをしたもう一人が交換機で別の電話機につなぐとリリーンと電話が鳴り受話器をとって話すことができます。
黒電話自体初めて見て、始めは受話器を逆さにあてていた姪甥も、すぐに覚えて楽しく体験できました。
こちらはA型自動交換機です。
ダイヤルを回すたびに、交換機がガチャガチャ蕗動いて隣の電話につながる様子を見ることができます。
黒電話があった時は、こんな仕組みは知らずに使っていたなぁーと思いながら学習です。
タイプライターを実際に売ってみることができるコーナー。
打ちたかった文字と違う文字を打ってしまった子供たちの、「どうやったら消せる?」というイマドキな質問に、インクリボンなどの仕組みを説明すると、理解したようで、楽しく使いこなしていました。
モールス信号の体験。
“音響電鍵を打鍵すると”モニターに、打った文字が表示されます。
「-」と「・」が組み合わされた文字を表すモールス符号を見ながら信号を送ります。
慣れないと長さの感覚がなかなか難しく、「-」の符号1つだけであらわされる「ム」の文字が大量発生していました。
「しもしもー」で知られるショルダーフォン。
意外に重いです。
スタッフの方が、子どもたちにプレゼントしてくださいました。
糸電話と色鉛筆で、耳元で話しているかのように聞こえる糸電話を帰りに楽しんでいました。
壁に取り付けられているこの電話、横のハンドルを回すと、館内に置いてあるほかの黒電話がなって、実際に話すことができました。
楽しぃ~い。
木製の電話から黒電話、ポケベル、ガラケー、スマホになるまでの歴史を見て、知って、体験することができる”門司電気通信レトロ館“。
懐かしく眺めるだけでなく、お子さまたちは進化の経緯の学習もできたようです。
帰り際、姪甥も「楽しかったねー」と言い合っていました。
***門司電気通信レトロ館***
北九州市門司区浜町4番1号
093-321-1199
09:00-17:00
月曜、年末年始休
無料
- 関連記事
スポンサーリンク