「仙台東照宮(仙台市青葉区)」国指定重要文化財☆日曜の神職さんの案内では歴史背景も!
国指定重要文化財“仙台東照宮”
東北の旅の途中、宮城県仙台市の国指定重要文化財に指定されて
いる“仙台東照宮”を訪れました。(2019.6)
思いがけず、神職さんが境内を案内してくださり、全国に東照宮がある理由や重要文化財の説明、歴史背景などを伺うことができました。
こちらが“仙台東照宮”です。
側道から入って、鳥居の奥の左側に、駐車場もあります。
階段を上がって拝殿へ。
随身門。
随身門をくぐって階段を上がったところに拝殿。
重要文化財保護のため、本殿と本殿を囲む隙塀、唐門の周りにはフェンスが設置されていて、近くに寄ることはできません。
まわりを歩いて帰ろうとしたとき、神職さんが一般の方と一緒にフェンスの扉を開いて中に入っていくところにばったり。
すると神職さんが、「ご一緒にどうぞ」と声をかけてくださって、ビックリ。
実は、令和元年をお祝いして、2019年5月26日から10月20日の毎週日曜日、16:00から神職さんが境内の案内をしてくださっているとのことでした。
開催の第2回目に運よく遭遇して、途中から参加させていただけることに!!
本殿に向かって右側からフェンスの中へ。
東照宮は、徳川家康公をお祭りしていて、当時は藩ごとに東照宮を建築していたので、全国に存在するそうです。
九州から訪れたことをお伝えすると、実は比較的九州には東照宮が少なく、宮崎県にはないとのことでした。
本殿と拝殿を同じ形式で作ったものを権現造りと呼び、全国では京都の北野天満宮で作られたのが最初だそう。
日光東照宮よりも数十年後に建てられた仙台の東照宮は、質素を推奨するようになっていた時代背景があり、権現造りでは作られていません。
全体的に少しおとなしい感じです。
正面を通り過ぎて奥の側面へ。
神職さんがいろいろな説明をしてくださる途中で、「写真撮影もご自由にどうぞ」と。
写真撮影が可能なことに驚くと、「文化財なので触れないように気を付けていただければ、撮影は全然大丈夫です」とのことでした。
せっかくなので!!
隙塀の隙間から見える、本殿です。
見ると、伊達家の家紋よりも葵紋が目に留まります。
水害などの自然災害のとき、徳川家が復旧支援してくれたということも、その理由の一つなんだそう。
本殿正面にもどります。
東照宮唐門。
色が赤く見えるのは金箔が貼ってあった、下地の色が見えているとのことです。
思いがけず、仙台東照宮の歴史を伺うことができ、記憶に残るひと時になりました。
10月までの日曜日に訪れる予定がある方は、ぜひ!
もと来た道をのんびりと下ります。
***仙台東照宮***
宮城県仙台市青葉区東照宮1丁目6-1
022-234-3247
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