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「三宜楼(北九州市門司区)」補修工事で建築当時の繁栄を体感!木造3階建ての百畳間

木造3階建ての“三宜楼

会社の仲間と久しぶりに集まりました。
現存する木造三階建ての建物では九州最大級といわれている、“三宜楼”の百畳間 です。(2019.4)
昭和6年に建築されたといわれている“三宜楼”。
昭和30年ごろに閉店した後、平成に入ってからの地元保存会の活動により、北九州市が補修工事を実施。
建築当時の繁栄ぶりが見事によみがえった建物は、見学もできるそうです。

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夕方、日が暮れかかると看板にあかりが灯り、高い石積みの上の建物も浮かび上がります。

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中央に手すりが付いた、急な階段を上ったところに門があります。

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趣のある入り口。

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玄関前には、“三宜楼”の案内板が置かれています。

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欄間のある玄関。
すぐにスタッフの方が迎えてくださり、靴を脱いで上がります。

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真直ぐに伸びた廊下の横に、二階に上がる階段。

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階段のすぐ左側には展示室がありました。
海運、金融、商社などの企業や、鉄道、税関などの官庁で働く人々の社交場としてにぎわっていた当時の、貴重な資料が展示してあります。

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“三宜楼”の、骨組み模型です。

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様々な展示の中にあった盃。
珍しい、受け皿付のお猪口です。

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改修時には、既存の柱にもう一本の柱を添えて強度を上げるなど、当時の姿を保存しながらの補修工事の工夫がうかがえます。

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1階の廊下沿いには和室が並んでいます。
廊下を挟んで反対側にある調理場の中には、現在は構造上の理由で撤去されていますが、平成に入って補修工事があるまで荷物用のエレベーターがあったそうです。

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“百畳間”と呼ばれる大広間のある二階へ。

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大広間。
建築当時、16畳ほどある大舞台では踊りや能などが披露され、芸術家や文人が訪れていたそうです。

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奥には床の間。

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百畳間の中央に飾ってあるのは、建築当時からずっとそこにある「三宜楼」の書だそうです。
歴史を感じますねー。

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テーブルの上にはお食事の準備が。

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この日は、フリードリンク付きのコースでした。

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[先付] 三種
そら豆や筍が美味しい季節です。

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[向付] 三種盛
鰤、鯛、中トロ。
中トロが口の中でとろけます。

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[焚物] 季節物
固形燃料で温めていただきます。
すでに香ばしく焼き目がつけられた鶏は、時々返しながら仕上げます。
少し甘めのお出汁と香ばしい鶏が良い感じ。
お好みで、柚子胡椒やネギを添えていただきます。

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[焼物] 季節の焼物
しまあじのネギ味噌焼です。
ふんわりと焼き上げられたしまあじに、美しくカットされたたっぷりのネギがよく合う一品です。
筍は素材の風味を活かした薄味に仕上がっています。

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[揚物] 季節の天婦羅
海老と季節の野菜です。
衣をつけずにカラッと揚げられた海老の頭も添えられていて、パリパリ美味しく頂きました!

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[食事] じゃこ飯、香の物
お味噌汁はあさり。
あさりが美味しい季節なんですねー。

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[水物] 季節のデザート
抹茶のわらび餅に、黒蜜がかかっています。
抹茶が濃厚で、わらび餅はすごくもっちり!!

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多すぎることも少なすぎることもない、ちょうどよいボリューム。
たまに集まる気のおけない仲間とのお食事にぴったりの、オシャレ空間でした。
幹事さまありがとう!!

***三宜楼茶寮***
福岡県北九州市門司区清滝三丁目6-8
093-321-2651

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