「三角西港(熊本県宇城市)」明治日本の産業革命遺産!構成資産をのんびり巡る。
三角西港
天草の旅の途中で、「明治日本の産業革命遺産」の構成資産のひとつ、熊本県宇城市にある三角西港へ。(2019.1)
明治日本の産業革命遺産
“三角西港”は、北九州の「官営八幡製鐵所 旧本事務所」「官営八幡製鐵所 修繕工場」「官営八幡製鐵所 旧鍛冶工場」「遠賀川水源地ポンプ室」と一緒に、2015年に世界遺産に登録されました。
*明治日本の産業革命遺産:8県11市にまたがる23の資産で構成。
“天草街道”と呼ばれる国道57号沿い、天草五橋の1号橋が見えるとても景色の良いところです。
“三角西港”と書かれた標識を目印に駐車場へ。
駐車場の横には施設の案内板がありました。
短時間の散策でぐるっとまわれるくらいのエリア内に、いくつもの施設が当時のまま残っています。
駐車場に車を止めていざ散策です。
天草1号橋・新天草1号橋
海に向かって左手には、天草五橋の1号橋が美しくかかっているのが見えます。
よく見ると、2本の橋が前後に重なってかかっているのがわかります。
奥(南側)にかかっているのが以前からあった1号橋、“天門橋(てんもんきょう)”と呼ばれる連続トラス形式の橋です。
手前(北側)は2018年5月20日に完成したバイパスにかかる新天草1号橋で、一般公募で「天城橋」と決まったそうです。
新1号橋は自動車専用道路です。
浦島屋
駐車場からすぐ右側にある建物は、三角港の開港にあたり東京からのお客さんをとめるためのホテルとして建築された“浦島屋”という建物です。
明治26年には、小泉八雲も宿泊したそう。
驚いたのは現在の利用状況。
無料の休憩所として一般開放されていました。
こんなに素敵な建物を!!
2階に上がる階段です。
2階にも広いスペースが。
デッキに出ることもできます。
橋や海を眺めながら、ゆっくりできる気持ちがいいところですねー。
“浦島屋”のすぐお隣にも木造の建物がありました。
龍驤館(りゅうじょうかん)
“龍驤館”です。
現在は、世界遺産としてのガイダンス施設として利用されていて、平成29年4月1日から有料となっていました。
(大人200円、小中100円)
ところどころに案内板があるのでのんびり読みながら。
ムルドル通り
三角港を設計したのは、オランダ人の水理工師ローエンホルスト・ムルドル氏、旧グラバー住宅などを手掛けた天草の石工さんにより施工されたそうです。
海沿いのとおりには“ムルドル通り”とあります。
中の水路
水路も当時の姿で残っています。
旧三角海運倉庫(三角港築港記念館)
“旧三角海運倉庫”です。
現在は、おしゃれな本格的レストラン「オランダカフェ」として利用されています。
ムルドルハウス・物産館
散策の最後の立ち寄ったのが、“旧三角海運倉庫(三角港築港記念館)”の向かいにある“ムルドルハウス・物産館”です。
案内所や、お土産ショップとして利用されていました。
***三角西港***
熊本県宇城市三角町三角浦
- 関連記事
スポンサーリンク