「肥土山農村歌舞伎舞台(香川県土庄町)」重要有形民俗文化財!地域の方が自前で上演
1年ぶりの琴平&小豆島の旅。
小豆島にある、“肥土山(ひとやま)農村歌舞伎舞台”を訪れました。(2022.11)
国の重要有形民族文化材に指定されていて、毎年5月3日に肥土山農村歌舞伎が行われているスポット。
途切れることなく継承してきた歌舞伎は、地域の方が持ち回りで上演されているというのがビックリでした。
01| アクセスMAP
肥土山農村歌舞伎舞台は、土庄港からおよそ7㎞、車で15分ほどのところにあります。
02| 肥土山舞台があるのはこんなところ
県道252号線の緩やかな坂道を上っている途中、右側に「肥土山舞台駐車場」と書かれた案内板がありました。

秋の景色が広がるのどかな場所です。
| 肥土山舞台駐車場
道路沿いにある、肥土山舞台の駐車場。
肥土山地域の観光スポットなどが紹介された地図が設置してありました。
小豆島のいろいろなところで見られる、「石の絵手紙」もありました。
小豆島は良質な花崗岩の産地で、大阪城や江戸城など全国各地に流通していたのだそうです。
花崗岩と「小豆島からの手紙」をテーマに全国から募集した絵手紙をコラボしたアート作品です。
| 肥土山歌舞伎舞台へのルート
肥土山歌舞伎舞台へは、駐車場から続く坂を下っていきます。
駐車場から歌舞伎舞台は見えないのでちょっと不安になりましたが、案内に沿って進むと意外とすぐのことろでした。
先ずは矢印の方へ。
木立の間の階段を下ります。
肥土山歌舞伎舞台がある、離宮八幡神社の境内が見えてきました。
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03| 歌舞伎の舞台
境内の広場の奥に見えるのが、歌舞伎舞台の建物です。
広場の段々になったところが観客席。
すてき~。
階段を下りて、歌舞伎舞台のそばへ。
1686年に、庄屋の太田伊左衛門典徳さんが3年の歳月と私財を投じて、蛙子池を完成させたことがきっかけで。
池の水が境内へ流れ込んできたときに、村人が喜んで芝居をしてのが肥土山農村歌舞伎の始まりなのだそう。
肥土山歌舞伎は、肥土山離宮八幡神社境内で神社祭りの奉納として行われているのだそうです。
歌舞伎は、肥土山の住民方が自前で運営、継承されているというので驚きです。
肥土山地域に暮らす人々が6つの組に分かれて、毎年輪番で担当されているとのこと。
建物の壁に隙間があって、中の様子を覗くことができました。
中央には廻り舞台もあると聞いてびっくり。
宿泊したホテルの方のお話では、歌舞伎の上演演目に合わせて、背景の絵など毎年新しく制作されているとのことでした。
公開されていない時期で、見ることはできないと思っていたので、少しだけ見学できた気分です。
こちらのBOXには。
肥土山歌舞伎を紹介する資料が入っていて、自由にいただいてOK。
歌舞伎の始まりや演目など、いろいろな情報が書かれていましたよ~。
肥土山農村歌舞伎舞台
香川県小豆郡土庄町 肥土山甲2303
香川県小豆郡土庄町 肥土山甲2303
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