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「豊後森機関庫公園(大分県玖珠町)」現存する九州唯一の扇型機関庫を見学

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大分県玖珠町の玖珠IC近く。
以前から気になっていた、“豊後森機関庫公園”を訪れました。(2022.6)
ドライブ旅の途中でよく近くを通るのですが、訪れるのは今回が初めて!
現存する九州唯一の扇型機関庫を見学できる、自然豊かな公園を散策です。






01| アクセスMAP


豊後森機関庫公園は、玖珠ICからおよそ1.4㎞、車で3分ほどのところにあります。
玖珠ICの目の前にある道の駅童話の里からもすぐ近くなので、セットで楽しめます。





02| メルサン駐車場(機関庫駐車場)


メルサン駐車場(機関庫駐車場)に車を止めると、駐車場の端に豊後森機関庫公園の案内板がありました。
ここから、線路沿いの細道を通って公園にアクセスできます。

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線路沿いを歩いていると、蒸気機関車展示などが見えてきます。
久大線は、大正9年から建設が始まり、昭和4年に豊後森駅が開業。
昭和46年に豊後森機関区が廃止となっって以来、玖珠町に保存されてきた豊後森機関庫です。

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03| 旧豊後森機関庫


広い公園内で目を引くのが、転車台(直径18.5m)を中心に放射状(半径47.84m)に広がる旧豊後森機関庫
蒸気機関車も展示されています。

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| 蒸気機関車29612号


展示してあるのは、蒸気機関車29612号
1919年(大正8年)に製造されてから1974年(昭和49年)までの55年間、長崎本線や唐津線で旅客や貨物の輸送に使用された機関車なんだそうです。
愛称はキューロク

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廃車後、平成25年までは福岡県志免町の公園で保存。
老朽化による解体処分が決まりましたが保存を望む声が多く、玖珠町が譲渡を受けて豊後森機関庫公園に保存展示された(平成27年)とのことです。

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本物の蒸気機関車を間近で見ることができるスポット。

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| 転車台と機関庫


蒸気機関車展示の奥には、転車台機関庫
機関車を車庫に導く鋼鉄製の転車台と、鉄筋コンクリート造・陸屋根で扇形の機関庫です。

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この場所から放射線状に多数の線路が駅や機関庫に分岐していたのだそうです。

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いまでは、のどかな風景に感じる場所。
久大本線の開通当時は、大活躍していた要所だったんですねー。

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機関庫。
車両は12台収容可能で、両端部に技工長室と工具室が作られているとのことです。

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04| 豊後森機関庫駅とミニ列車


豊後森機関庫公園内には、細いレールが整備されています。
けっこう延長が長いです。

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線路をたどっていくと、豊後森機関庫駅と看板のある可愛い駅がありました。
ミニ列車が運行されているようです。
イベントなどで設置されるミニ列車と違って、大自然の中を長い距離運行されているので、かなり楽しめそうですねー。

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訪れたのは平日だったので運行されていませんでしたが、駅舎の壁に3月から11月の日曜日と第2、4土曜日に運行と案内がありました。

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05| 豊後森機関庫ミュージアム


公園の一角にあるオシャレな建物は、豊後森機関庫ミュージアムです。
水戸岡鋭治氏がデザインされた建物で、旧豊後森機関庫や鉄道の歴史に関する資料の展示や、子どもも楽しめる鉄道の絵本や木のプールなどがある施設。
この日は時間がなくて入館できませんでしたが、入館料は中学生以上100円で、10:00から16:00まで楽しめるとのことです。
(休12月29日-1月3日)

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豊後森機関庫公園
大分県玖珠郡玖珠町岩室36−15


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